クロアチアの英雄であり、元レアル・マドリードの「マエストロ」、ルカ・モドリッチ選手。その神がかったプレーは、何度見てもため息が出ますよね。
そんなモドリッチ選手の輝かしいキャリアの陰には、常に一人の女性の存在がありました。
そこで今回は、ルカ・モドリッチ選手の妻・ヴァニャ・ボスニッチさんにスポットライトを当てて、彼女プロフィールや、二人の馴れ初めから結婚、そして3人のお子さんの情報までを徹底解説します！
ルカ・モドリッチの妻・ヴァニャ・ボスニッチとは？
クロアチアが生んだサッカー界のレジェンド、ルカ・モドリッチ選手 。その輝かしいキャリアは、公私にわたって彼を支え続けた一人の女性、妻のヴァニャ・ボスニッチさんの存在なくしては語れません 。
彼女は単なる「選手の妻」ではなく、モドリッチ選手のキャリアを設計し、重要な局面で代理人として交渉を成功に導いた、知性と戦略眼を兼ね備えた才女です。
ヴァニャ・ボスニッチのプロフィール
まずは、ヴァニャさんの基本的なプロフィールをご紹介します。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 氏名 | ヴァニャ・ボスニッチ (Vanja Bosnić) |
| 生年月日 | 1982年7月18日 |
| 国籍 | クロアチア |
| 学歴 | ザグレブ大学 経済学部 卒業 |
| 主な職歴 | マミッチ・スポーツ・エージェンシー勤務、ルカ・モドリッチのパーソナルエージェント |
ヴァニャさんはモドリッチ選手より3歳年上で 、クロアチアの名門であるザグレブ大学で経済学の学位を取得しています。この専門知識が、のちに代理人として複雑な契約交渉を行う上での大きな武器となりました。
経済学の知識を活かして、パートナーのキャリアを支える。その知的な姿がとても魅力的ですね。
では、そんなヴァニャさんとモドリッチ選手は、どのようにして出会ったのでしょうか。二人の馴れ初めから結婚までの道のりを見ていきましょう。
ルカ・モドリッチと妻ヴァニャの馴れ初めから結婚まで
二人の物語は、プロフェッショナルな関係から始まりました。
出会いは2007年！エージェントと選手の関係からスタート
二人が出会ったのは2007年のザグレブ。当時、ヴァニャさんはクロアチアのサッカー界で大きな影響力を持つ「マミッチ・スポーツ・エージェンシー」でエージェントとして働いていました。一方、モドリッチ選手は国内の強豪クラブで頭角を現した若きスター選手として、そのエージェンシーのクライアントだったのです。
最初はあくまで仕事上の関係でしたが、キャリアについて語り合う中で信頼関係が芽生え、自然と恋愛関係へと発展していきました。
仕事のパートナーから人生のパートナーへ。お互いの才能を認め合うところから始まった関係、とても素敵ですね。
約3年の交際を経て2010年に結婚
約3年の交際期間を経て、二人は2010年5月に首都ザグレブで結婚しました。結婚を機に、ヴァニャさんは大きな決断をします。勤めていたエージェンシーを退職し、モドリッチ選手個人のキャリアをマネジメントする道を選んだのです。
これは、夫を潜在的な利益相反や搾取的な契約から守るための、愛情深くも戦略的な選択でした。
自分のキャリアよりも、パートナーの成功を信じて全てを捧げる。その揺るぎない覚悟と深い愛情に、胸が熱くなりますね。
公私ともに最強のパートナーとなった二人。その絆は、3人のお子さんたちの存在によって、さらに豊かなものとなっていきます。
ルカ・モドリッチが愛する3人の子供
モドリッチ夫妻には、1男2女の3人のお子さんがいます。
- 長男：イヴァノ (Ivano)くん – 2010年生まれ
- 長女：エマ (Ema)ちゃん – 2013年生まれ
- 次女：ソフィア (Sofia)ちゃん – 2017年生まれ
「父親にそっくり！」と話題の子供たちの姿
SNSなどでは、子供たちがモドリッチ選手に驚くほどそっくりなことが度々話題になります。特に、日本のファンの間では「モドリッチよりもモドリッチに似ている」といった声が上がるほどで、長女のエマちゃんは「瓜二つ」だと評されています。
家族の写真を見ると、思わず「本当にそっくり！」と笑顔になってしまいそうですね。ファンが親近感を抱くのもよく分かります。
参考元：ゲキサカ
そんな子供たちとモドリッチ選手の心温まる交流は、ピッチの上でも見ることができます。家族の絆が感じられる素敵なエピソードをいくつかご紹介しましょう。
ルカ・モドリッチの家族愛がわかるエピソード3選
世界的なスター選手であると同時に、愛情深い家庭人でもあるモドリッチ選手。その人柄が伝わるエピソードを3つご紹介します。
1.W杯のピッチで子供たちと喜びを分かち合う姿
Luka Modric celebrating with his five-year-old daughter Sofia is everything.❤️🇭🇷 pic.twitter.com/5XBf4oEQSL
— Ben Jacobs (@JacobsBen) December 17, 2022
モドリッチ選手は、大きな勝利の後、子供たちをピッチに招き入れて喜びを分かち合う姿がとても印象的です。
2022年のカタールW杯でクロアチアが3位に輝いた後には、3人の子供たち全員とピッチの上で戯れる姿がカメラに捉えられました 。当時5歳だった次女ソフィアちゃんの手を握り、楽しそうにくるくると回す様子は「とても美しい」と世界中のファンの心を温かくしました。
世界的な大舞台で見せる父親としての優しい表情は、彼の人間的な魅力をより一層引き立てていますね。
参考元：The Answer
2.戦争を経験した夫を支える「精神的な錨」としての存在
ヴァニャさんは、壮絶な過去を持つモドリッチ選手にとって、まさに「精神的な錨（emotional anchor）」のような存在だと言われています。
モドリッチ選手は、クロアチア独立戦争のさなかに幼少期を過ごし、目の前で祖父を○害され、家族と共に故郷を追われた難民でした。ヴァニャさんは、メディアへの露出を意図的に避け、静かで安定した家庭環境を築くことで、夫がサッカーに集中できる聖域を守り続けてきたのです。
その献身的なサポートが、2018年のバロンドール受賞という快挙に繋がったとも分析されています。
過酷な過去を乗り越えようとする夫を、静かに、しかし力強く支えるヴァニャさんの姿には、深い愛情と人間的な強さを感じますよね。
参考元：Times of India
3. 夫婦で乗り越えた脱税問題
輝かしいキャリアの一方で、夫妻はスペインの税務当局から脱税の疑いで調査を受け、共に困難を乗り越えた経験もあります。
この問題は、夫妻が設立した会社を通じた肖像権の管理方法に関するものでした。最終的に追徴課税を支払うことで和解しましたが、この一件は、ヴァニャさんが単なる配偶者ではなく、モドリッチ選手のキャリアの財務設計にまで深く関わるビジネスパートナーであったことを証明しています。
良い時だけでなく、困難な時も共に立ち向かう。この経験が、二人の絆をさらに揺るぎないものにしたのかもしれませんね。
これまでのエピソードを通して、ヴァニャさんがモドリッチ選手にとって、いかに大きく、かけがえのない存在であるかが見えてきました。
まとめ：モドリッチの伝説は妻ヴァニャなくして語れない
ルカ・モドリッチ選手の輝かしいキャリアは、妻であり、敏腕エージェントであり、最高のビジネスパートナーでもあるヴァニャ・ボスニッチさんの存在なくしてはあり得ませんでした。
彼女は経済学の知識を活かして夫のキャリアパスを描き 、レアル・マドリードへの移籍といった極めて困難な交渉を成功に導きました。そして何よりも、夫が過酷なプレッシャーの中で最高のパフォーマンスを維持するために不可欠な、安定した家庭という土台を築き上げたのです。
モドリッチ選手の活躍の裏には、常にヴァニャさんの知性と愛情がありました。まさに「二人で築き上げた伝説」という言葉がぴったりですね。ピッチで輝くマエストロと、そのキャリアを設計した「見えざる設計者」。この素晴らしいパートナーシップが、これからも多くのサッカーファンを魅了し続けることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。